小豆島のオリーブの歴史は、1908年にアメリカから苗木を輸入したところから始まります。国内3カ所で栽培が行われ、小豆島に植えたオリーブのみが成長しました。温暖で乾燥した気候と、栽培管理を行った農家のたえまない努力、終わりなき試行錯誤のはてに、栽培が成功したと言われています。
それから100年がすぎました。
小豆島はオリーブの島と呼ばれる程、島のいたるところでオリーブが栽培されています。
新緑の季節に小さな白い花を咲かせたオリーブは、夏の終わりに枝が大きくしなる程、たくさんの実をつけます。そして実りの秋、待ちに待った収穫は行われるのです。収穫は全て手作業で行われます。隣同士の木はもちろん、同じ木でも実の成熟具合は異なります。それらを丹念に見極め、一粒、一粒、手で摘み取るのです。
こうして収穫された手摘みのオリーブは、オイル、塩漬け、ソースなどの食品、塗るだけで保湿成分たっぷりの化粧品に加工されます。
100年以上、オリーブと向き合って造られた小豆島のオリーブ製品。
その高い品質は、国産オリーブだからではなく、「小豆島のオリーブ」だからこそ造ることが出来るものなのです。