小豆島の佃煮の歴史は、他の小豆島の食品産業よりも浅く、1945年9月26日に始まりました。
戦後、醤油原料の入手は困難を極めました。
そうした時代背景の中で、佃煮造りは始まりました。
最初の佃煮は、小豆島産の芋の蔓を島の醤油で炊き上げた「葉柄佃煮」です。その成功を皮切りに、島をあげての佃煮造りが始まりました。
それから60年の時が流れました。
現在、小豆島では様々な素材が佃煮として加工されています。
ではなぜ、全国各地から海を越えて小豆島に食材が集まるのでしょうか?
その秘密は醤油にあります。
小豆島は醤油の発酵に最適な、温暖で乾燥した気候を有しています。そして全国で1%以下と言われる本来の醸造を行った醤油、木桶仕込み醤油。その大部分が小豆島で醸造されています。
日本食の基礎調味料である「醤油」
本物の味を造るには、素材も調味料も本物でなくてはなりません。
本物の素材は本物の醤油と惹かれ合い、ここ小豆島で本物の佃煮となるのです。