【醤油】さて、これは何でしょうか?
実は、“酒粕”ならぬ“醤油粕”。
醤油になる前のもろみを絞った後に残った固形物です。
醤油は元々食塩と大豆と小麦でできており、1年以上の歳月をかけて油分と液体と固形物になっていきます。
こちらはその絞られた後にできた固形物。
塩分と大豆や小麦の繊維質、そしてわずかに微生物も生きています。
活用方法としては紙用品や、飼料や肥料、ボイラーに使われたりします。(E01)
こちらは醤油蔵。屋根の色にご注目。
さぁ、どこに醤油を絞る前の“もろみ”仕込んでいるかわかりますか?
答えは真ん中。屋根が黒いのが証拠です。黒いのがわかりますか?
一番右側は絞られた醤油を瓶に詰めたり事務所があったりする場所なので、真ん中ほど黒くはありません。
では一番左。実はつい最近瓦を張り替えたばかりです。
実は真ん中も右側も、元々は一番左側の色だったのですが、お醤油の菌によって黒くなったのです。
お醤油の菌は周りを黒くラクガキしていきます。
小豆島にお越しの際は、お醤油蔵の周りのラクガキをチェックしてみてください(E01)
《醤油》真ん中の長い棒は『竹つるべ』。
この棒の先に竹を付け、つるべ桶を吊るし、テコの原理で井戸の水を組み上げます。多くの水を必要とし、井戸の多い醤油屋さんではよくあった道具です。
ちなみに、こちらの醤油屋さんには井戸が7つ以上もあります。
(by E01)
本日『醤の郷まつり』が行われました。
そのうちの『絵画コンクール』の金賞・銀賞はこちら。
テーマは「醤油のある食卓」です。
子ども達の自由な想いで描かれてた「醤油のある食卓」が
200点ほども島内外の小学生から出そろいました。(by E01)
搾りたての生醤油、火入れもろ過もしていません。小豆島でしか味わえない贅沢な味わいです。造り手だけが味わえるひそかな楽しみなのです。
でも・・・この贅沢を味わえるお宿が小豆島にあったような気が・・・。(by S00)
木桶仕込みの醤油を今もなお造り続ける小豆島。
せっかく木桶仕込なんだからと、原材料もこだわって国産丸大豆を使った醤油をたくさん造っています。
実は国産丸大豆を使った醤油は希少です。
ただ、平成19年の国産丸大豆使用率は1.7%。20年には2.0%になり、21年には2.5%にまで伸びています。
ちなみに、海外産も含む丸大豆使用率は平成19年は19.90%、20年は19.98%、21年は19.66%とほぼ横ばい。
国産へのこだわりが高まっていることが伺えますね。(by E01)
醤油を造る木桶に急接近!
木桶の表面ついているのは乳酸菌と酵母菌です。タンクには菌がほとんどいませんが、木桶にはたくさん住みついているのです。小豆島では約1000~1200本の木桶が現役で活躍中です。これは凄いことで、醤油・味噌・味醂・酢・酒の業界で使われている木桶が3000~4000本と言われていますが、そのうちの約3分の1が小豆島の醤油屋が使っています。まさに「木桶の王国 小豆島」です!(byS00)