これは何?
実はこれもそうめんなんです。
製造開始後、数時間経った麺です。
帯の様に見える事から「麺帯」と呼ばれています。
幅約10センチ、厚さ約1.5センチのこの麺が、最後は直径1ミリもないそうめんになるんです。(M00)
【そうめんの天日干し】
小豆島ではそうめんを天日干しするのが普通なのですが、実はこの風景、他の産地では排気ガスや工場の大型化により屋内乾燥が主流になってきているのです。
小豆島の自然豊かな澄んだ空気があるからこその風物詩なのです。
島を歩いていて「ふわ~」っとそうめんのいい香りがしてきたら突然この光景に出くわすかも??
(小豆島では今でも普通の家の軒下や庭でそうめんを干している製麺所が多いのです) M00
小豆島の風物詩、手延べ素麺の箸分け作業です。冷たい寒風で素麺を乾かしながら
互いにくっついている素麺を離していきます。こうして時間をかけて丁寧に造っているから島の手延べ素麺は美味しいのです。(M01)
さてさて皆さん、これはいったいなんでしょう?
正解は…
そうめん!なんです。
といっても製造途中のそうめんです。
この麺は太さ約1cm~1.5cm。そしてもちろんまだ生の状態です。
この後 いくつもの製造工程を経てあの細くて真っ直ぐなそうめんが出来上がるのです!(M00)
【影】
温暖な小豆島と言われていますが冬はやはり寒いです。
先日の記事でもありましたが少しですが雪が積もる日もあります。
しかし、そうめんの工場の中は南からのやわらかく、優しい太陽の光が差し込みきれいなそうめんの影をつくっています。(M00)
【職人を助ける職人】
小豆島のそうめん屋さんはこの時期 朝早くから製造しています。
その製造中機械が壊れる、または調子が悪くなることがごく稀にあります。
それが朝4時、5時ってことも。。。
製麺業は製造を開始してしまうとあとは時間との勝負!機械が動かなくなってしまうとその日一日分の材料がすべて水の泡になってしまいます。
そんな時にすぐに駆けつけてくれる製麺用の機械を主に修理していただける職人さんがいます。本当にありがとうございます。
小豆島のそうめんはこういった方々と共に発展してきたのです。(M00)
【素麺の長さ】
この寒い時期、素麺造り最適な条件が揃っており、
島中の素麺屋さんが精力をあげて作っています。
そして、写真のようなものがずらりと並んでは、
お日様の光と島の風をあびています。
この上から下にのびる糸のようなものが“素麺”です。
さて、この1固まりは合計でどれくらいの長さだと思いますか?
答えは約50km。
100kgの小麦粉を約180km〜200kmになるまでひっぱっていきます。
(by E01)
そうめん天日干し中。まさに先ほどまでそうめんを天日干ししていた動画です。(門干し、またはこの時期は寒干しとも言われています)
一時は小豆島のあちこちで見られたこの「白いカーテン」と評されていたそうめんの天日干し。現在は製麺所の数も減りあちこちでは見られなくなりましたが、400年続くこの小豆島の冬の風物詩をこれからもずっと残していきたいです。(by M00)